皆様、こんにちは。
4月1日の異動により会長を務めさせて頂く事になりました、旭化成ホームズ(株)の黒木と申します。宜しくお願い致します。
この会は平成6年3月に発足し、20年間、住宅工事の安全の為に埼玉県内の会員企業の38社の皆様と、また、埼玉労働局からのご協力とご指導を頂きながら力を合わせて活動を進めてこられたとお伺いしております。
今年度も皆様と共にしっかりと安全活動を進めて参りたいと思いますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

皆様、こんにちは。
埼玉労働局 労働基準部 健康安全課 主任産業安全専門官の渡辺と申します。
日頃より労働環境の安全推進にご協力頂き、この場を借りて感謝申し上げます。
この会が活動を始めて20年になります。この長い活動期間に対し、敬意を表したいと思います。
さて、労働災害の最近の動向について申し上げますと、長期的に減少傾向にありましたが、残念ながらここにきて建設業で労働災害が若干増えつつあり、今年に入り死亡災害が増加しています。
3月下旬には建設業の皆様に緊急で労働災害防止の要請をさせて頂きました。
去年は死亡労災が2件だった所が、今年は5月末時点で死亡労災が10件と増加し、非常に憂慮すべき事態となっております。
今年に入って発生した10件の死亡労災は、墜落転落災害が６割を占めております。
10名の内、6名が墜転落で亡くなられてしまいました。
緊急災害防止の要請では、皆様方に災害対策防止の一つとして『安全パトロールの実施』をお願いしましたが、行政でも緊急で工事現場の臨検を行いました。
その結果、「墜転落に関する災害防止の措置が不十分」な違反が全体の62％となり、ほぼ墜転落災害の割合と同じ値が出てしまいました。
墜転落防止の措置を講じて頂ければ、墜転落の労働災害の減少に繋がるのではないかと思われます。
また、これからは「熱中症」にも注意が必要です。
今年は梅雨に入る前から高温の日がありましたが、熱中症防止対策についても引き続き推進を図り、ご注意をお願い致します。
皆様方の事業所，会社の中から今後労働災害が発生しない事を祈念しまして、私のご挨拶に代えさせて頂きます。