いつも作業着の胸ポケットに「建設現場リーダー安全必携」を入れていると話す大和ハウス工業株式会社の才田さん。
気づいた時に目をとおすことで安全への意識を高める心強い味方として持っているようだ。というのも、才田さんをはじめ職人さんも、「仕事に慣れた時に落とし穴がある。」という危機感を意識しているから。忠実に危険予知(KY)活動基本を守ることが安全につながる。
「新しい現場に入る時は月間予定表を立てて自分なりに作業を確認。さらに危険につながる重要な行程に入る時は口頭だけでなく書面(KYシートを貼って)でも注意してえいます。」
特に大切にしているのが職人さんとのコミュニケーション。数日しか関わらない人もいるので朝礼では1日の作業確認や注意事項を伝え、夕礼ではスムーズに進んだ作業を再確認したり、注意点など情報を集め次の現場や作業に活かせるよう心がけている。そうるすことによって、些細なことだが、整理整頓を徹底することで環境が良くなり職人さんの作業効率が上がり事故が減ったと実感しているのだとか。そんな快適なコミュニケーションが取れるのは才田さんの配慮があってこそ。
「職人さんの体調管理は気を配ります。例えば夏なら熱中症が心配なので飲み物を、冬なら防寒着を支給しています。頭も体も休んでもらうために昼寝もしてもらってるんですよ。」と照れ笑いをするが、小さな目標を積み重ねることを大切にすることで事故を無くすことができるのだろう。